きおくのたな

思うがまま、日常のことを書き留めていきます。


外国語というわけではなく。

自分は、学校という場で働き、同僚教員や生徒を相手に授業や会話を行っている。10か月も経てばあまり多くを話さずとも、少しの言葉で意思は伝わるようになった。

やりたいこと、伝えたいこと、分かってほしいこと。アウトプットを行うとき、以前よりも容易に伝わる。そんな気がする。

ただ、危険な気もする。

人の変化の少ない仕事柄、他の仕事をしている人、異なる年齢層の人々と話す機会は、各段と少ない。

学校を飛び出し、さまざまな人が混在する場に出向く。伝えたいことを人に合わせて、最適な言葉に翻訳する練習する。

「外に出向く」=「収穫物を手に入れる、学びを手に入れる」というだけでなく、出力の練習、伝わるの練習として。

外に出向いて、異なる領域の人々と話すことは、大切なことなのかもしれない。

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サッカーが好きだ。好きなあまり人間関係のバランスや組織図をサッカーで例える癖がある。

例えば、学校で働く社会人1年目の自分にとって、動き方の理想は、「汗かき役」だったりする。さまざまな先生がやりたいことの補助、動けない部分があれば補填する。

あくまで1年目の自分の動きであり、立場が変われば役回りも変わるのだろうけれど、そんな形で走り回るのが性に合う気がしている。

先回りして考えて動くあまり、取り越し苦労に終わることもある。ただ、万が一のために空いたスペースは埋めて、ピンチの事態は作らないように動く。それは普段の動き方や授業作りでも意識しているポイントだ。

オシムが提唱した「考えて走る。」 組織の潤滑油、水を渡す人。当時ジェフで活躍した羽生直剛に見えない部分でどれだけ考えて動くかが、社会人で問われていると改めて感じる。

木村元彦の「オシムの言葉」を改めて読んだ。ジェフや日本代表監督時代の本人の言葉や選手たちへのインタビュー、紛争のなか監督を務めたユーゴスラビア代表監督時代の話も綴られている。

オシムの言葉も印象的だが、求められる戦術や動き方を、一人の選手になった気持ちで自分の立場と置き換えて考えながら読むのも面白かった。

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ご無沙汰しています。新社会人になり、1か月ほどが経ちました。

僕は、「先生」として働いています。大学後半は、「書く」ということに関心を抱き、さまざまな方にお世話になりながら動いていましたが、大学入学前から、関心を持っていた教育現場で仕事をすることにしました。

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さて、卒業や就職という節目で振り返りを記さなかった僕が、このタイミングで記事を書こうと思ったことには理由があります。

皆さん、「soar」というWebサイトはご存知でしょうか。

「soar」は、人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていくメディア。これまでには、障害やLGBT、うつ病などさまざまな要因を抱えながらも、ポジティブに可能性を示し続ける人々のインタビューやニュース記事を発信してきました。
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そんな「soar」は、全国取材費・サイトリニューアル費を募るクラウドファンディングを開始。現在、目標金額の半分となる125万円を集めていますが、このクラウドファンディングは、目標金額を達成しないと1円も頂くことが出来ないチャレンジとなっています。

これまでの「soar」のインタビュー記事は、「soar」編集長の工藤瑞穂さんが貯金を切り崩しながら、関東圏や東北、関西で取材を行ってきたもので、より良い情報を全国に取材し、多くの人々へ届ける費用、そしてよりサイトを使いやすくするための改修費用として資金提供を募っているのです。

僕も記事の執筆で「soar」に携わっているのですが、関わった経緯も含めて「soar」には強い思いを持っています。
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僕の弟は、「自閉症」という発達障害を持っています。4つ年の離れた弟は、今年特別支援学校を卒業しましたが、普段私たちが会話を行うように、言葉を交わすことが出来ません。つまり、発語を行うことが出来ない。

家の手伝いもしてくれますし、とても気の利く優しい子です。ですが、言葉や認知といった部分に発達の遅れがあり、障害を抱えています。

僕自身が、彼が「自閉症」だということを知ったのは、小学生の頃ぐらいだったかと思います。小学生・中学生のうちは、何も考えることなく、過ごしていました。

意識して考えるようになったのは、高校生頃からです。進路について考えるときに、自分がどう飯を食っていくか、家族をどう食わせていくかを未熟ながらも考えるようになり、弟は将来働けるのか、誰が面倒を見るのか、両親は弟のサポートをいつまで行うことが出来るのか、そんな先の見えない不安に悶々と。

将来に対して、そして将来の弟の存在を重荷に感じていたのも事実です。

大学入学後も、なんとなく安定しているし、食いぱっぐれがなさそうだし、自分の環境で経験したことを子どもたちに伝えられるという点で、教員を志望していましたが、時折将来に対して不安を感じることがありました。
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そんななか、大学在学中、インタビューやライターの記事執筆を経て、「書く」ということに楽しみを見出すようになり、「学校」という狭いコミュニティに閉塞感を抱いていた自分が、能動的に踏み出していける場を見つけ、水を得た魚のように飛び回りました。

その過程で工藤瑞穂さん、モリジュンヤさんと出会い、さまざまな媒体に導いていただき、「書く」ということを教わるなかで、「soar」で書く機会を頂きました。

さまざまな題材を記事にしていくうちに、生まれたときからの境遇、以前であれば足枷と感じていた部分を、オリジナルの武器に変え、記事に出来るようになり、1人で抱えていた過去や環境が、誰かの心を動かすのだとも気づくことも出来ました。

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マジョリティではなく、一人間として生きる楽しみを見出させてくれた方々が、手を積み重ね、作り上げる「soar」。その今後に何よりもワクワクしているのは僕であり、強く貢献したい、そして能動的なサポーターでありたいと強く願います。

障害のある者を家族に持つ当事者からすれば、せっかく生まれたこんな大きなムーブメントを絶やしたくないとも。

「soar」のチームは、ファミリーのようなゆるく、温かな空気感を持っています。記事もそうです。

「soar」で掲載される1つ1つの記事に描かれた物語は、誰かの人生に新しい色を加えるものであり、 踏み出す勇気であったり、認める1歩であったり、過去を受け入れたり何らかのアクションを生み出すものだと感じます。
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1つの家族から生まれた思いは、数々の出会いを経て、1つのチームに結ばれ、多くの物語をまだ知らぬ人々へ届けようとしています。

ありのままの姿を否定せず、必死にトライする人たちの声を届けようとする「soar」のクラウドファンディング。

もし良ければ、僕への就職祝いとしてでも少しでもご支援頂けないでしょうか。またクラウドファンディングの情報をSNSで拡散して頂けると非常に助かります。

支援や拡散のページはこちらから。よろしくお願いします。 

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